今では、どこにでも目にすることが出来るマッサージチェアの原型になったとも言えるのが 自動式ローラーベッドです。
この治療機は、またたくまに全国の整形外科や治療院に普及しました。
この治療機を発明する事になったきっかけはローリング療法の創始者で当時接骨院を営ん
でいた蓑原先生が交通事故にあわれたのが原因でした。
事故の後遺症で頑固な肩こり、腰痛、頭痛や吐き気 めまい、シビレ消化器症状で悩む先生は現代医学をはじめとし鍼灸、整体、マッサージあらゆる治療法 を試みたそうです結果は思わしくありませんでした。
ある人から「自分の体を研究材料にしなさい」と言われたのが、きっかけとなり色々な事を試しているうちに各種瓶で背中をゴロゴロしていたら、 体の調子が良くなってくるのが実感出来たそうです。
この出来事が要因となりローラー式自動型ベッドは1966年に発明され厚生大臣認可にて特許を取得し全国の治療院に普及していったのです。
その後先生は研究を重ね、どうしても機械では脊椎部分への刺激にとどまる治療に限界を感じ人間の手による現在のローリング療法へと発展させてきたのです
健康を回復され、現在の形になったローリング療法をあみだした先生は東京田園調布の東京ローリング健康センターにて多くのローリング療法師の輩出に努められました。
私が蓑原先生に師事し教えを受けていた頃の先生の口癖 「患者さんの体に聞け」
その言葉を忘れないように私も日々精進したいと思います。